“老猫特有の食欲不振の改善方法”



当サイトでは、うちの子17歳との実生活の中から提供できる範囲の情報をもとにつづっています。

老猫を飼っていらっしゃる同じ境遇の飼い主さんや、
これからペットを飼う予定の皆さんへの紹介になればと思っています。


※専門の医療知識などを備えているわけではございませんので、その点はご了承下さい。

ネコちゃんの病気の心配でお悩みの飼い主さんは、
早めに獣医さんへご相談されることをお勧め致します。




例えば、人間だって
毎日毎日 おかゆ だけしか食べることができなかったら飽きが来ますよね。
だからといって
毎日毎日 ステーキやお刺身、ケーキでさえ、好きな食べ物だけだとしても
いづれ飽きが来てしまいますね。

もちろん、ネコそれぞれとは思いますが、しかしネコの体調は
人間に分かることではありません。


そこで、長年食べ慣れているカリカリを選んで
それを“カンヅメに見せかけたオジヤ”のように工夫される事をお勧めします。

すでに実行されている飼い主さんは多いのではないかと思います。







うちのカリカリは、ヒルズの“サイエンスダイエット”です。
17年間変えたことがありません。
ヒルズの公式ホームページです。→日本ヒルズコルゲート株式会社
この“カリカリをおじや”スタイルにして以降、
猫用缶詰を買う際の選び方も変わり、
ヒルズからもシニア用のカンヅメがあることに気付きました。


かたまりはほぼ無い様なペースト状になっています。
これは歯が弱いネコちゃんには最適だと思いました。


世にあるペットフードは、どれも栄養バランスが考慮されていることは
当然ですよね。なので、老猫にとって一番重要なことは、その食事で

正しい消化→吸収→排出のサイクルが続くかどうかですよね。



ネコに限らず、子犬や他の動物も、
幼児期は歯の生え方や噛む力などが一定ではありませんよね。
人間でも、幼児期から どんどん人生を歩み 月日が経つと、
だんだん子供にかえる様に年をとっていきます。
これは動物にも当てはまることだと思います。


年をとればとる程、生まれたての赤ちゃん同様に、
“噛む力”などに対して向き合う必要があります。

~用意するもの~



  • お湯
  • フォーク(スプーン)
  • 一食分のカリカリ
    (各ご家庭で量が違うと思いますので写していません。)

まだ試したことがない方の中には、最初は面倒に思うかもしれませんが、
『 面倒で当たり前 』ですよ。

だって、その加工品は完成品として売られているわけですから
あえて手を加えるのは手間のかかることなのです。


そこで、初めから『面倒な時間がかかる』と認識しておけば、
かかる時間を先に見こして、余裕を備えれば良いだけの話です。
私はいつも自分用のお湯も沸かして待っている間は、お茶の時間にしています。^^


~作り方~



まず “1食分の量” をお皿に入れます。
(量は各おうちで異なると思います。)



次に 内容量が浸るまで80℃程のお湯を入れ、
フォーク(スプーンなど)を用意しておきます。



3分ほど経ったら、潰してみます。
クッキー生地程の硬さが食べ応えもあるようです。
この時、どうしても潰れない程の硬さがあれば、少しだけ湯を足して潰していきます。



良い具合になったら、最後は必ずご自分の指で“温度の確認”を行ってください。
指で触って熱い物は、口に入れたらヤケドする熱さです。
ここまで用意したのに最後にケガをさせては、元も子もありません。
必ず確認しましょう。




完成したら、カンヅメを与えるテンションで
楽しそうに持って行ってあげましょう。^^
おいしいものを作ったんだよ~♪とアピールしながら見せると

黒いのは竹墨です。^^


「・・ん?そうなの?」と
とりあえずは騙されて食べてくれます。



ここから続いては、騙されて食べてくれない子達用の工夫の紹介です。
が、もうあとは、それぞれのおうちで出される日頃の好物を少し混ぜてあげることです。^^

オジヤ状が出来てから混ぜることをお勧めします。



うちは、カンヅメかカツオ節と決まっています。カンヅメなら一缶の4分の1を
毎食分のオジヤ状に混ぜてやりますが、

気をつけなければならないのは、カリカリの量です。

湯で“体積”が増えるカリカリに、更に混ぜるのならば、
どちらかバランス良く減らして

食べきれる量

に調節してあげてください。


※ とくに冬場は、すぐに冷め、ペーストが固まると、
“トゲ”のようになってしまい危ないので、
器は毎食後きちんと湯で流して清潔に片付けてあげましょう ※

基本かもしれませんが、いつもきれいなお水をあげることや、
決まった時間にいつも清潔なトイレにしてあげられていることなど、
基本的な事こそ元気でいられるか否かの大きな土台ですね。


その基本に毎日気配りができているならば、自然に
食生活についても考えが向くのではないでしょうか。


ついつい「ネコだし・・」と冷たくしてしまう日はありませんか?

人間だからこそペットを飼って育てたりできるわけですが
飼われるペットは飼い主が管理しなければなりません。

逆に甘やかしすぎておいしそうに食べる姿が微笑ましくても、
ニャーゴ ニャーゴとねだられても
体調を考えてあげられるのは飼い主である人間しか出来ないのです。

今日はカリカリだけ! 今日はちょっとカツオぶしでも・・。
今日は久しぶりに缶詰めね~ などなど
日毎に選んであげるエサやりの効果は、
ネコだって同じ哺乳類ですから
真ん丸な瞳でワクワクしたり、ヒゲをたらしてガッカリしたり、表情を豊かにしてくれます。^^

そんなコミュニケーションは、いつまでも若々しく居てくれるきっかけになります。


大事なのは、“ 楽しませる ”ことではないでしょうか。^^



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